このレビューはネタバレを含みます
安定のロドリゲス。
敢えてB級らしさ全開にしたストーリー展開、フィルム調のギザギザした映像、ズバズバ死んでいくゾンビ、アホみたいなゴア描写、そして冒頭の『マチェーテ』のフェイク予告(実際に公開されたのももはや面白い)、もう全部好き。
観終わった後改めてストーリーを思い出すとまじで意味の分からないお話だったなと思うけど、それと同時にただ面白かったなとも思う不思議な映画。
滅茶苦茶な展開なんだけど何よりも肝心なシーンのフィルムが消失したとかで丸ごとカット、いきなり主要人物達が集結してるの一瞬頭パニックになった。これもセンスなんだろうな。やられた。
無駄な才能は最後に集結して意味を成す。
あのブリッジの画撮りたかったんだろうな、と分かってほっこり。
警官とBBQ屋の兄弟コンビがとにかく格好いいし二人の最後に痺れた。
ゾンビに片足を捥がれて義足代わりに椅子の脚、終いには銃を付けた美女のビジュアルのエグさ。
もうエログロお下品スプラッター全部詰め詰めごちゃ混ぜ映画として最高に楽しませてもらった。