みあせぶ

プラネット・テラー in グラインドハウスのみあせぶのレビュー・感想・評価

4.1
ムダな才能


「この女の人、どうやら義足代わりに銃をぶっ刺してるけど、どうやって足で銃を撃っつの?」
そう思ってしまったそこの貴方は観ないほうがいいかも…?
“考えるな、感じろ”精神で観ていただきたい1作。

本編の前に「マチェーテ」の嘘予告が流れるので本編と勘違いしないようにご注意を。マチェーテは実際に映画化されてしまったらしいので観ます!笑

嘘の予告から始まるグラインドハウスですが、今作の「プラネット・テラー」と「デス・プルーフ」の2本立てとして本国で上映されたそうです。私は先に「デス・プルーフ」を観てしまったのですが、文句なしに面白かったので今作にも期待してました。そして、安定のB級感とその面白さに感激。こんなの2本立てで上映されたらいい意味で頭がおかしくなりそう笑

今作は膿が特徴的なゾンビと戦う話です。とにかく膿がキモイです。映画内でよく出てくるんですが、粘膜系が全部気持ち悪いので苦手な方は退却してください。オエッ

ゾンビ映画なので、撃ったり逃げたりのオンパレード。主人公のレイがかっこいいです。「弾は外さない」的なことを言いまくります。
義足のお姉さんとの愛の力は凄まじいです。ロマンティックなところでフィルムが焼けてしまいますが。
ラストもベタなんですが、王道のラブストーリーって感じで私は好きです。

タランティーノも出ています。だいぶキワドイ役どころ。今やアカデミー賞にも輝く素晴らしい監督なのに…
滑稽すぎて見てられなくて顔面覆いました。

「ムダな才能」のシーンも分かりやすい伏線を張ってて笑ってしまいました。本当にB級。起承転結が分かりきっててつまらないと感じる人もいるかも?「来るぞ来るぞ〜」となってやっぱり来る感じが好きな人にはたまらないと思います。
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