1946年製作公開。原作菊田一夫。脚色高岩肇。監督久松静児。
話は全く分からない。74分でごちゃごちゃと人物が重なります。
臨時利得税という税があったそうで、戦争成金の類いにかけられた税のようです。公開の年の8月に廃止されています。
その税を逃れようとする戦争成金とその脱税を指南する弁護士の相克。分け前をもっと寄こせ、欲張るな。そんな話を膨らませていきます。
夜光る顔というのはそんな邪まな者どもから財産を巻き上げ民衆に分け与えようとする義士のようなものです。横溝正史/市川崑の『犬神家の一族』みたいなお面です。
製作当時の日本橋、銀座周辺でロケしていて興味津々なのですが、わたしにはさっぱり理解できぬ作品だったのです。
角川シネマ有楽町 大映創立80周年記念映画祭Road to the Masterpiecesにて