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雨の午後の降霊祭のENDOのレビュー・感想・評価

雨の午後の降霊祭(1964年製作の映画)
4.0
侘しい。戯言でしかない降霊を取り仕切る妻に対するアッテンボロー演じる夫の愛だけが真実。刑事との降霊で全てが無に帰すけれど安堵する。身悶えするスタンレーの恍惚とした表情と固縮した胸鎖乳突筋と一筋の涙。サイドカーへ揺り籠に乗せるようにして誘拐する場面の地味な感覚。過ぎ去りし人生の日々に。
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