雨の午後の降霊祭の作品情報・感想・評価

雨の午後の降霊祭1964年製作の映画)

SEANCE ON A WET AFTERNOON

製作国:

上映時間:115分

ジャンル:

3.6

「雨の午後の降霊祭」に投稿された感想・評価

『降霊』を先に見ていたので、オカルト要素がほとんどないのに驚きました(ところどころで赤ン坊の泣き声がするくらい?)。かなりよくできた嫌夫婦サスペンスだったと思います。
リチャード・アッテンボローの強く行けない感じももちろんいいのですが、キム・スタンレーの自分の承認欲求のためだけに全ての行動を無意識正当化し、他人に強要する感じが怖くて腹が立ってなおかつ切なくて良かったです。おそらく幼少期の環境に問題があったのだろうというのを匂わせる程度ではっきりさせないのも個人的にはプラスでした。
hideharu

hideharuの感想・評価

3.0
2018.12.4 DVDで鑑賞。

この作品のことは子供の頃から知っていた。なんせパンフレットだけは持ってたからね。でもなかなか見る機会には恵まれず、これより先にリメイク版である黒澤清監督の「降霊」を見ることに。
リメイク版を見たら尚のことオリジナル版である本作が見たくなり先日何気に調べたらレンタルあるじゃんって事でやっと見た。

本作がサスペンス映画であるのに対して「降霊」はオカルト要素が強い。本作でも降霊会が行われているがヒロインに霊的な力があるのかどうかはハッキリとは言及していない。幽霊なんてもってのほか。
霊媒師の妻とその気弱な夫が誘拐事件を起こして名声を得ようと画策するがとにかく犯罪に対してはズブの素人なので見ていてハラハラする。その辺が見所。
あとは妻の情緒不安定さが凄くて、それに振り回されっぱなしの夫が最後に見せる感情の爆発など心理劇としても見応えはあります。
古い作品ですし、あまりにも丁寧に描写しすぎて2時間弱と長めなので今見ればちょっと退屈するかもしれませんね。なので黒澤清は心霊要素を付け加えたのでしょうか?
キムスタンレーは本作でオスカーにもノミネートされましたし見てて本当にこの人はおかしいのではと思わせるくらい良かった。夫のリチャードアッテンボローは「ジュラシックパーク」で有名かと思いますがキャリア後年は監督業が多かったかと。彼の演技もなかなかでした。
ヒッチコック好きな人は好きだと思う。

オープニングのじめじめした感じとか、ラストの妻のトランス状態とか秀逸。
派手さはないけど、堅実に面白くまとめている作品。
ホラーとかサスペンスぽいけど、シリアスが一番近い感じ!
妻に命令されて少女を誘拐する旦那。少女の行方不明事件で騒ぎが起き、妻が「私なら少女の居場所がわかります」と自慢の降霊術で自分の凄味を世間に知らしめようとするキチ映画。
Moeka

Moekaの感想・評価

3.7
自分の能力を知らしめるために女児を誘拐した壮年の夫婦。弱気な夫と愛をつかって脅迫する妻、2人の力関係が見て取れる序盤のシーンの脚本の秀逸さ。誘拐してからそれからの経緯に派手さはないもののじわじわと絶壁に追いやられていく様子が伝わってくる。手だけ暗闇に浮かぶ奇妙な恐ろしさはモノクロ映像だからこそ。主演2人の名演が光る隠れた秀作といえる。嘘を真実だと信じたい人間の悲しい姿が浮き彫りになる様はなんとも切ない、、、
324

324の感想・評価

4.4
ある種の映画が放つ迫力、訴求する何かがある。『絞殺魔』を想起。
レンタルDVD
行方不明になった娘さんの居場所アタシ知ってます。だって、娘さん誘拐したのアタシだから。だって、世間の皆様に「すごい」と褒めてもらいたいんだもんアタシ! って、こんな発想ができる奴のことを世間の皆様は「キチガイ」と呼ぶのです。
ハナっから無謀かつ誰も得しない計画に何か切り札はあるのかと、ズルズルと犯行に加担する旦那と同じ気持ちで付き合い続けたところで、まあ悲惨な結末しか待ってませんわ。
降霊術がどこまで事実なのかをはっきりさせてないところがこの物語の肝なのはわかるが、サスペンスとしては珍味だよな。
中学生の頃、有楽町近辺に行った時に入ったチラシ屋に張り出された本作品のチラシが妙に記憶に残っていて、数年前漸く観賞。
『大脱走』のビッグXを演じたリチャード・アッテンボローが出演している事は知っていたけど、この様なオカルトも微妙にミックスしたサスペンスだったとは。
アッテンボロー卿のあの微妙に怯えた演技が絶妙だったが、主演のキム・スタンレーが役に入り込んでいるのか狂気を感じさせるに十分な迫力ある演技だったな。
ストーリーは霊媒師の妻が自分の持つ能力を世に知らしめる為に夫に誘拐事件を指示する。ここで既に妻の異常性が示されるのではあるが....。話の顛末も物哀しく隠れた佳作と言える。
Elmar

Elmarの感想・評価

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黒沢清の降霊を知って(未見)、元ネタの映画が観たく借りてきました。
ma

maの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

設定からしてこんなの救いがないじゃんと思ったのですが、割と穏やかに終わってよかった。
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