Keigo

極楽特急のKeigoのレビュー・感想・評価

極楽特急(1932年製作の映画)
4.3
エルンスト・ルビッチ作品はこれが初鑑賞。

軽妙洒脱、全体にとても優雅で洗練された印象がある。登場人物同士の会話の駆け引き、表情、仕草、間合いで魅せる。台詞もいい。泥棒モノといえば!みたいな派手なアクションシーンやスリリングな逃亡シーンがあるわけではないのに、全くもって退屈しない。扉や階段などが装置として嫌らしさを感じない程度にほどよく機能していたり、とにかく巧いと思う瞬間が多い。

メインキャスト3人もそれぞれとても魅力的で、中でもケイ・フランシスの美しさには目を奪われるものがあった。

これが噂のルビッチ・タッチ…
まんまと虜にされてしまったようだ。
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