マーティンルイス

マンハッタンのマーティンルイスのレビュー・感想・評価

マンハッタン(1979年製作の映画)
4.0
愚かさと秘密を抱えた大人の恋模様

モノクロで描かれる物語は、会話劇のコメディ要素でキャラクターの魅力を楽しませ、デートや恋人との出会いできらめく感情を鮮やかに映し出す。 また、各登場人物の価値観や恋愛に翻弄される姿は哀れであるものの、少女が大人になる瞬間の動揺を明瞭にしていた。Rhapsody in blue が響く中、映し出されるマンハッタンの喧騒。冒頭と最後で映像の見方を変化させ、そこに生きる人々それぞれにドラマとロマンスがあると伝える演出とに心を掴まれる作品だった。
マーティンルイス

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