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ソフィーの選択のsouのネタバレレビュー・内容・結末

ソフィーの選択(1982年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

このメリルストリープ、ボッティチェリの絵画みたい。過去のシーンでガリガリに痩せこけてるのも訛りも演技も全部すごい。

ネイサンの暴言がウィットに富みすぎだろ。原作はもっと酷いこと言ってる上に性描写が異常に多いと聞いてマジかよ…ってなった。
過激派思想の統合失調症男ネイサン、ソフィーとの出会いとか機嫌がいい時などは本当にかっこいいから反動が余計に怖い。
この時代だと治療もまだまだだろうし唯一離れないでいてくれたのが心の傷が深いソフィーだけなんだと思うとやるせないしそこに思わぬ形で入ってきたスティンゴも気の毒だなと思ってしまった。
ソフィーが罪に苛まれトラウマ抉られながらも彼のそばに居続けたのもまた彼女の選択…。

ラジオ盗もうとして所長の娘とほんの一瞬だけ仲良くなるシーンが一番好きかな。
エミリー・ディキンソンの詩集読みたいな。
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