けんくり

ソフィーの選択のけんくりのレビュー・感想・評価

ソフィーの選択(1982年製作の映画)
4.0
これは胸が締め付けられる・・。
あまりにやるせない。

ただ日々を生きている人間が知る由もない、
とてつもない絶望を知ってしまっている人。
「救う」とか「立ち直る」なんて言葉は空虚。

その欠落を埋めるには普通の人間では役不足で
奇妙で悲しい共依存関係が成立する。

メリル・ストリープの演技が凄まじい。
陶器のように美しく、今にも崩れてしまいそうな、、

個人的には「灼熱の魂」や
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」以来の、
ズシリと心にのしかかる映画。