余白を楽しむ映画である。
昨今の映画と比べると、一つのカットも長いし、セリフも少ない。これはこの時代特有なのか、それともこの映画特有なのか、私には学がなくてわからない。
ただその余白は単に間延びしているわけではなく、ワンダのこころの中をのぞいているようなものなのかと思った。
しかし、私にはその余白を楽しみきれる余裕はなかった。つまらなかったわけではない。
夜にこの作品のような静かな作品を見た自分が悪いのだが、気づいたら寝ていた。
寝たら最後、情報が少ないため全然追いつけず、結構きつかった。
内容が私の頭を飛び越えてくれはしなかったが、ただどこか思うところもあり、評価が難しい作品。