狙いなのか、この頃の映画ってそんなものなのか、手振れ満載の画面が効いている。
自分の目で見ているような、そこに自分が存在しているような気持ちになる。
ターコイズブルーが目に付く、淡くくすんだ色彩が延々続く。しかしワンダが何かに目覚めた後、ラストに向け急に鮮やかな真紅のアイテムが差し込まれる。。それらはワンダの世界とは交わらず表面を流れていくものの中にある(行きずりの男性の車、見知らぬ女性のシャツ、立ち寄ったバーの椅子)。
この後ワンダがどうなるのか、分からないまま映画は終わる。
一言で言えば、やるせ無い
そういう気持ちになる作品
会話終わりの疑問調の「ハーン⤴︎?」が癖になる