DUMMY

バグダッド・カフェのDUMMYのネタバレレビュー・内容・結末

バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

人にオススメされて半信半疑で観たんですけど本当に最高だったんです…………

このバグダッド・カフェには、生活の忙しなさから解放してくれる娯楽の断片が集約しているんですよね……

そうした原石をジャスミンが一つ一つ磨き上げていく、そうして回り回って生活が豊かになっていく様子が本当に胸を打つんですよ〜……大切なことを思い出させてくれます。

それからストーリーの設定が今見ても全く色褪せない。
ブレンダはジャスミンの持っている見た事のない道具や怪しい様子に戸惑うんだけども、やがてジャスミンの本質に気がついて親友になる。
この映画が作られた1987年は今よりまだまだ人種差別の風潮は強かったろうに、黒人が白人を拒絶し、やがて受け入れるというボーダーレスな設定にどれだけの人の心が動かされただろう。
つまり肌の色は語るまでもなく、皆平等で、皆隣人になり得るということ、
「当たり前であるはずなのに当たり前に出来なかったこと」を「当たり前」として描いた設定が本当に心地よかったです。

これは皆観るべき。
DUMMY

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