イシイ

ヴィタールのイシイのネタバレレビュー・内容・結末

ヴィタール(2004年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

演技力のないメンヘラほど見てられないものもないと気づかせてくれてありがとう…

色々キツかったけど浅野忠信も塚本監督も好きなので頑張ってみた。ただ塚本監督とこのテイストの映画は噛み合わなさすぎで、全体にとてもチープに感じる。

まず解剖実習の調査をしたのはわかるけど、実習中生徒があんなふざけ方したら張り倒されると思う。完全にノイズだしいらん描写に感じた。

あと元カノと今カノのダブルメンヘラ、演技が酷すぎる。せめて元カノは一切喋らないとかで神秘性を保って欲しかった。今カノも力の入ってない首絞めプレイとか茶番すぎて見てられない。早く殺してしまえ。
というか今カノに至っては、元カノと死の世界に引き摺られてる浅野忠信に何の影響も与えられてないしいる必要が無かったのでは。

浅野忠信はなんかずっと魂が抜けて死体を解剖するときだけ変に目が光る感じをうまく表現できてたと思う。今カノが絡んできた時は「行け!殺せ!」となってしまった。

國村隼と岸辺一徳は流石に良かった。とくに解剖の担当教官を務める岸辺一徳は、死神みたい。

とにかく全体的にちゃっちく感じてしまい合いませんでした…塚本監督のキッチュな感じ、嫌いじゃないんですけどね…
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