イシイさんの映画レビュー・感想・評価

イシイ

イシイ

映画(429)
ドラマ(0)
アニメ(0)

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

ちゃんとジュナイブルストーリーな要素が多くて良かった。
それぞれ原作から人物の要素が増えつつ、物語をいい感じに拡張していた。
シメは少年期の終わりって感じでええですね〜 めっちゃ自分の中学校の時の校内
>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

今回もいい意味で台無しだよ!ってシーンが多くて楽しかった。
例えば地下酒場、色々積み上げておいて結局銃乱射で全員死んだりとか。
結構コンパクトな終わり方だと思うのだけど、ニヤニヤ笑える感じでよい。
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.9

ブラピかっっっこよ!!!正統派にかっこいいブラピ、かっこよさの波動がすごい。
ブラピとディカプリオで最後まで見てられる映画。
とはいえタランティーノの「こんなん好きでしょ!」がハマるので、結構長くても
>>続きを読む

岸辺の旅(2015年製作の映画)

3.6

黒沢清監督は演出が本当にうまいな、と思う。
死んだ旦那が戻ってくるというラブストーリー、という箱に対してホラーの演出がぶつかるのが面白い。
音楽がちょっとロマンス寄りすぎて…
最初の死者の話が特に良か
>>続きを読む

行き止まりの挽歌 ブレイクアウト(1988年製作の映画)

3.6

藤竜也のセリフがいちいちかっこいいんだよな!OPのシャワーシーンもグラビア並みにセクシー。
しかし人間ここまで落ちるのかい、ってくらいヒロインの凋落っぷりがひどい。刑期が終わって少しでもまっとうな人生
>>続きを読む

新宿欲望探偵(1994年製作の映画)

3.2

寺尾聰好きなので割と楽しく見た。OPの「偶然」も好きなので、かっこいいMVとして見るといい感じ。
昼行燈のダメな元刑事が、事件に巻き込まれるうちに「昔はカミソリみたいにキレる男だったんだろうな」と思わ
>>続きを読む

綿の国星(1984年製作の映画)

3.9

かわいい!切ない!
チビが頭をたたかれた時、「バカ!ってたたかれたら自分の頭が『そうだよ』って返事した」みたいな事言ってたのが悲しい。

茄子 スーツケースの渡り鳥(2009年製作の映画)

3.7

前よりストーリーらしきものがあり、そしてジブリ度が上がった。でも今回もとにかくレース。
前回に引き続きちゃんと土壇場で仕事のできるぺぺ、まっとうにプロレーサーやってて偉い。もっとこの主人公の話みたいな
>>続きを読む

茄子 アンダルシアの夏(2003年製作の映画)

3.6

ジブリ絵で動くアニメいいね。ストーリーはある程度仄めかされるが、とにかくあるレースのある部分にだけ焦点を当てた映画。かなり潔い作り。ゴール前スプリントは激熱。
原作も読んでみたい。

幕末太陽傳(1957年製作の映画)

4.2

すごく面白かった!展開が二転三転し、ダレることが全く無い。
現代の北品川の赤線から始まり、幕末の同地へ…と幕が上がるが、今回の舞台となる「相模屋」は当時も今も(流石に令和の時代には無いが)残っているの
>>続きを読む

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ泣いた。まる子が本当に純粋で優しい子供で、それが周りの人を救ってるんだよね。

お姉さんがお兄さんに「結婚して一緒に北海道に来てくれないか」と言われてついて行くのは果たしてあの時代だから仕方な
>>続きを読む

ヴィタール(2004年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

演技力のないメンヘラほど見てられないものもないと気づかせてくれてありがとう…

色々キツかったけど浅野忠信も塚本監督も好きなので頑張ってみた。ただ塚本監督とこのテイストの映画は噛み合わなさすぎで、全体
>>続きを読む

嗤う伊右衛門(2003年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンはちょっと泣いた。

個人的見所
・必殺技っぽく繰り出される「南無阿弥」
・ニンジャスレイヤーみのある伊藤の死
・最後伊右衛門の語りでかなり長い間瞬きをしない唐沢寿明
・箱いっぱいのネズミ
>>続きを読む

曖昧な未来、黒沢清(2002年製作の映画)

3.6

プロデューサーから「分かりやすい映画を撮れ!」と圧をかけられる黒沢清監督がおかしいな。
キャストもその女性プロデューサー選定とのことで、確かにオダギリジョー・浅野忠信・藤竜也ってある種分かりやすい。
>>続きを読む

幻の光(1995年製作の映画)

4.0

かなりスローテンポな映像なので、観る前にこちらの気持ちを落ち着ける必要がある。
幼い頃に失踪した祖母を見送り、さらに自死遺族となりながらも、再婚して平和な家庭を築いている主人公。
全体的に静かなテンシ
>>続きを読む

殯の森(2007年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

綺麗事だとしても、すんごい綺麗だったら割とOK派。

村上春樹「スプートニクの恋人」には、半身を失ったミュウという登場人物がいる。最後全てを「向こう側」に置いてきた彼女をみて、主人公は長い年月のたった
>>続きを読む

八月の鯨(1987年製作の映画)

3.7

独居ではないこと、体が動くこと、長年の友人達がそばにいること、持ち家があること これらが老後を過ごすにあたり大事だということを教えてくれました。あと愛嬌。

亡命貴族のおじいさん、さすが教養がある。月
>>続きを読む

双生児 GEMINI(1999年製作の映画)

3.6

すごい塚本監督っぽい映画 突然のパンクっぽい音楽は笑っちゃった
みんなぼそぼそ喋るのに急に大音量で音楽が鳴るのでびっくりする
かと思えばすぐに暗くて静かな画面になるのでジェットコースターというより「い
>>続きを読む

人斬り(1969年製作の映画)

3.8

このような動乱期に、思想を持たない人間がこんな仕打ちをうけていいのか…。
瑞山から暗殺用の犬として密命を受け人を殺し続ける主人公・以蔵。人を殺して新しい時代が来るかと龍馬に諭され、とはいえ自分の頭を持
>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.8

大人の寓話だなー
良き料理、良き家族、良き同僚、(今は亡き)良きTwitter。
主人公の料理へのスタンスと周囲の息子への愛が一貫してたので、安心して見れた。
料理ものだと厨房は戦場、従業員同士罵り合
>>続きを読む

鮫肌男と桃尻女(1998年製作の映画)

3.6

群像劇だけど誰が何やってるかわかりやすくておもろい。原作漫画が読みたいな。
我修院達也、よかった。2人の逃避行とかもっと見たかった。

スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.9

十年ぶりに見返したので。
めっちゃ良かったなー 爽やかな気持ちになった。渡部篤郎こんなにかっこよかったかしら、、
「円が世界で1番強かったころ」、当時以上に今は昔の物語

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.5

水木が村に向かうところ、坂を下る時の歩き方がやけにリアルだったな。
前半の因習村感がマジなので、後半で急に勧善懲悪し始めて「一応子供に向けた映画だった、、」というのを思い出した。

ギャングスター・ナンバー1(2000年製作の映画)

3.9

なんつー哀れな男だ。

話自体はコンパクトに、ポール・ベタニーと彼が崇拝するデイヴィッド・シューリスの魅力は最大限に引き出してる映画。

冒頭は成り上がった主人公のシーンだが、誰にも相手にされない。仮
>>続きを読む

獣兵衛忍風帖(1993年製作の映画)

3.7

アマプラに来てたので。
川尻善昭作品はバンパイアハンターDといい、ダークでアクションがカッコよくて最高だ〜
もっとSFニンジャアクションかと思ったらかなり時代劇していた。
キャストやスタッフもかなり豪
>>続きを読む

県警対組織暴力(1975年製作の映画)

3.9

ズタボロになって敗走する男ってかっこいいよね。
それに引き換え後から出てきたアイツはほんとダメ。そのままのうのうと生きて脂ぎって死んでいけ。

ゴジラ(1954年製作の映画)

3.8

マイゴジを見た後で。
ゴジラシリーズのお約束がどういう物なのか、これ見ると一気に解像度が上がった。
特撮や街のセットの破壊っぷりがやっぱりすごい…

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.6

初めて怪獣物をかっこいいと思った!
ムキムキガチギレのゴジラが「圧倒的暴力!!!」を主張してる
のけぞって貯めて放射火炎吐くシーンはたまらんな〜

八つ墓村(1977年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の落武者の滝越えや村の俯瞰、屋敷の炎上など見応えある、金かかってるのを感じる
芥川也寸志のロマンチックだったりおどろおどろしかったりするサントラがかなりよい

「祟りじゃ〜!」はそこまで絶叫してる
>>続きを読む

お父さんと伊藤さん(2015年製作の映画)

3.7

「アカルイミライ」から藤竜也が見たくて鑑賞。
確かにこんなお父さんとの同居はリリー・フランキーがいないと無理だ。
しかもこのリリー・フランキー、ダメダメっぽいのにちゃんと「俺は逃げない」って言ってくれ
>>続きを読む

田園に死す(1974年製作の映画)

3.9

唐突に現れる三上寛いいよね!
自分の過去と劇の現実を交錯させつつ、かなりフェリーニを意識した感じの場面が多いので何となく見やすい。
劇の中ではみんなから可愛がられる父なし子、実際は、、ってのが一番悲し
>>続きを読む

アカルイミライ(2002年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

オダギリジョーがなんか天真爛漫で意外だったー!彼は悪意のある奴ではないのだが、アクセルとブレーキがちょっとおかしい、ので浅野忠信にコントロールしてもらっていた。
(そういう意味では、雇い主の社長が滲ま
>>続きを読む

緋牡丹博徒 一宿一飯(1968年製作の映画)

3.4

前作よりちょっと地味になったのかな?
祭りに始まり祭りの終わり…ていうか色々と後の祭り…いくらなんでも被害者が可哀想すぎる…

博徒で諸国を周りつつ復讐するってストーリーの形として面白いな。

>|