【シルベスター・スタローンのファンにとっては根強い人気のある作品だそうです。】
羽佐間道夫さんの吹き替え版で鑑賞しました。
ストーリーは、
“疎遠だった父と子の仲直りしていくロードムービー“
でもあるんですが、
基本的にはアーム・レスリングの映画です。💪
時代劇評論家の春日太一さんは
「『ロッキー』を除けば、スタローン出演作品のなかで1番好きだ」
って言ってましたけど、
それくらい、スタローンのファンにとっては根強い人気のある作品だと聞いています。
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【力が湧いてくる映画です。】💪
劇伴音楽を担当したジョルジオ・モロダー氏。
『トップガン』や『フラッシュ・ダンス』をはじめとして沢山の名作を手掛けてきた方なんですが、
特に最後の試合で流れる曲は、
今作を観ていなくても多くの人が一度は耳にしたことがあると思います。🎼
入場曲にするプロレスラーもいますけど、
あの曲がかかれば、そりゃ力が湧いてきます。💪
それから今作で描かれたように、
「これから力を出すぞ‼️」って時に、帽子を後ろにかぶり直す動作を真似する人もいるそうです。🧢
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【納得いかない点は2点】
❶息子:マイクも序盤で言っていましたが、
確かに10年以上会っていないのにこの2〜3日で急に仲良くなるのは少し無理があると思いました。
特に前日まで険悪だったのに、😠
車中泊をして夜が明けたら一緒に筋トレや体操をしていて急に仲良くなっていたことです。👨👦
スタローン主演作品はたいてい上映時間がコンパクトで良いんですが⌛️、ロード・ムービーならもう少し長くして人間模様を丁寧に描いて欲しかったです。🛣
❷それから、
・明らかに道路交通法的に問題のある行為を犯したり、🚚
・何千万円もしそうな家の扉や石像を壊しているのに、💸
普通に無罪放免になっているのでそこは納得出来ませんでしたが、😤
あれは単に製作スタッフやスタローンが、観客の喜びそうなカーアクションを見せたかっただけだと思います。🧐
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【“本当に大事なのは自分に負けないことだ“】
『ロッキー』🥊シリーズのファンとして観て良かったのが、
今作『オーバー・ザ・トップ』(1987年)💪の劇中で、
自分の息子がゲーセンにいた悪ガキたちと腕相撲の勝負をする際に説教をするシーンが良かったです。
そこで主人公:リンカーン・ホーク🦅が息子:マイクに伝える言葉が、
シリーズ6作目『ロッキー・ザ・ファイナル』(2006年)の劇中で、自分の息子にぶつける説教とそっくりなんです。
簡単にまとめると、
「一生懸命やって負けたならしかたがない。本当に大事なのは勝つことよりも自分に負けないことだ。」
って言うスタローン自身が世間に訴えたいメッセージは1987年から19年経った2006年になっても全然変わっていません。
ただ欲を言えば、
その腕相撲は息子:マイクが勝つんですが、個人には勝つより負けた方がテーマがより明確になって良かったと思います。☹️
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とはいえ、
あの説教のくだりがあって、
ラストで同じ言葉を息子:マイクが口にする伏線回収も気持ち良かったですし、
短い上映時間で分かりやすいストーリーで、スタローン映画として観て損をしたとは思いません。♨️