少年の成長。
静かに静かに流れていくストーリーの中に、ある家族の妙な異変があり、街の風景があり、学校や友達との日常がある。
その中で少年がゆっくり成長していく。
ひとりで抱えて、ひとりで悩んで、少年が大人になっていく。
可愛そうで、可愛くて、この頃の年頃が懐かしくて、なんか切ない。
大人になりかけてて、でもまだ子供で。
ショボすぎる少年。
親でもないのにギュッてしたくなる。
なんとなく、寝そべってダラーっと見ていられる。
友近の演技はさすが。
オカンが憑依している。
死んだ金魚を土に埋める時の兄妹を見て、なぜか火垂るの墓を思い出した。
(きっと妹の髪型と演技のせい)