つらかった。
けど、難病ものに苦手意識のあるわたしでも観られたというか、観るだけの価値がめちゃくちゃあった。
なんかそれを「感動」とまとめることは、わたしにはできない。
結果的にアナの主張はアナだけの主張ではなかったわけだけれど、アナだけの主張だったとしても聞き入れられるべきことだよなと思ったり、
わたしたち他者は「暴走する自分のことしか考えていない母親」と彼女のことを見るけれど、じゃあ自分がその母親の立場になったらあっさり諦められるのか、ということも思う。
状況や設定はぜんぜん違うけど、雫井脩介さん原作の『望み』を観たときも近しいことを思った。
あらゆる角度から、普段考えることはなかなかないけれど、考えるべき価値のあること、が描かれているように思う。