このレビューはネタバレを含みます
小児白血病の長女のドナーとなるべく、
人工的に出生させられた妹
妹は赤ちゃんの頃から姉を助けるために痛い、辛い思いをしながら姉の治療に使われてきた
ある日、腎臓のドナーになる事を拒否するべく弁護士を雇う決意をする
自分が拒否すれば姉が死に至ることも分かった上で、親を訴える
最後は彼女の行動の意味がわかり感動もするが、色々とスッキリしない点がある
長女を助けるためだけに、人工授精で別の生命体を作る、これは何となく理解できなくもないが、妹につらい思いさせ過ぎではないか? 長女の苦しむ姿には心痛め、妹の苦しむ姿は親として平気なのか?
だけど、これは実際に母親の立場になってみないとわからないこと
尋常な神経ではいられず、他からは理解できない行動をとってしまうかもしれない
だから、安易に批判も出来ないと感じた