Skylerさんの映画レビュー・感想・評価

Skyler

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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ネリがとにかくかっこいい。
思考がガキすぎる弟のジョーはひたすら愛くるしく可愛い。
時々壊れるけど人としては一番真っ当なマンダラが素晴らしいスパイスとして活躍してくれる。

ネリがただ動いているだけの
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ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

2.8

恵まれない境遇であることは分かった
ココを取り囲む2人の貴族との愛人関係

それでこの作品は何を描きたかったのか?

せっかく素晴らしい偉業を成し得た女性の伝記としては、彼女の描き方にリスペクトを感じ
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ローズメイカー 奇跡のバラ(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

薔薇とお金にしか興味のない主人公のエゴ度がすごくて無理かもって思ったけど、犯罪を繰り返して両親に捨てられ、それでも諦めきれない青年のことは気にしてくれてたのね

更に彼に調香師に必要な能力を見出してく
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マルクス・エンゲルス(2017年製作の映画)

3.7

マルクスもエンゲルスも恵まれた環境で育った青年

だがしかし、自分の家族が労働者、子供たちを搾取する社会の仕組みに違和感を覚え社会主義を扇動していく

最初は労働者の人権、子供達の人権を守るために改革
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ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ヒトラーの優秀だと言われていた取り巻きも全く理解できない装置を作ったのが普通の主人公ゲオルグ

それは正義感のようなものではなく、自由をこよなく愛するゲオルグには日々ファシズムの手が伸びている現状が違
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アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~(2022年製作の映画)

4.8

軍事独裁政権に至る過程が詳細に語られている最後のスピーチは本当に素晴らしかった
ブラボー

生死をかけた検事の役に白羽の矢が当たったて引き受けざるを得ない状況や、そんな父親を持つ家族の強さも素晴らしい

ディオールと私(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

オートクチュールの出来栄えはわからないけど、ショーが始まるとラフと一緒に私も泣けてきた。

針子さんを含め長年のスタッフは先代へのまたはディオールへの価値を守るためにチームとして戦っているのであり、ラ
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坂道のアポロン(2017年製作の映画)

3.8

佐世保が舞台の青春映画といえば69 sixty nineが有名だけど、ちょっとB級感のある今作も好きな青春映画の一つだ

そう言われてみればハーフっぽくも見える中川大志くんの千太郎も男性が好きな女子を
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.1

これは怖いね

確かにひと昔のちょっとオタクっぽいリチャードのキャラクターと経歴は怪しく感じなくもないけど、物的証拠もなく状況証拠もなくブレイキングニュースでいきなり容疑者扱いするなんてことあるのか
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

4.0

ベルリンの壁が崩壊した年にドイツにいた

学校の先生が「本当のたぬきはイギリスだ」(直訳)と言ったことの意味が当時は理解できていなくてずっと覚えている

ドイツ人がイギリスをそのように評する理由の一つ
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僕らのごはんは明日で待ってる(2017年製作の映画)

3.5

主演2人の美 ひたすら美 異次元の美


亮太のことが世界一大好きな新しい彼女が全く釣り合わない感じしかしないのは何故だろう

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

オシャレでファッションをリードする新しい人達は少し背伸びをしてしまうソーホー

東京なら原宿っぽいけど、

イギリスが舞台になるとどうしても陰鬱感が漂ってしまう

演出はしっかりしていてストーリーも飽
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.7

いちばん衝撃的だったのはFBI捜査に協力するフランクの報酬が年間数100万ドル(数億)という事実

グッドライアー 偽りのゲーム(2019年製作の映画)

3.8

ほぼ伏線がないので終盤まで気づかない人もいるんじゃないかな

ベティが壁に飾ってあるリリィ(ユリ)を見た時の表情から逆転劇が始まるんだけど、ロイは若い時からクズ男だったんだね

大人に理不尽な扱いを受
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夏、19歳の肖像(2017年製作の映画)

3.2

状況的に犯人は途中で分かってしまったけど、島田荘司さんの世界はまあまあ楽しめた

あまり期待せずにぼーっと観たら良いと思う

T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.7

本格的な戦争ものかと思ったら途中からエンタメ感が強くなってきた

映画としてはエンタメの方が面白いけど戦争映画としては茶番要素が満載
勧善懲悪的でスッキリする

ロシア映画は一見本格的に見せかけたエン
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草原の実験(2014年製作の映画)

3.7

ソ連近郊の田舎で平穏に暮らす人々



大自然での穏やかで平穏な人生は何も知らされず突然核実験で終えていく様子が淡々と描かれている

最後まで自分の身に一体何が起こったのか知る由もない

父親と父に献
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ダブル・フェイス(2017年製作の映画)

3.0

宗教間の対立が根本にあり根が深い要因をはらんでいるのだけど、ストーリーとしての深みは感じられない

包帯で隠されたミステリアスな雰囲気、ミスリードで何度もハラハラさせられる展開に期待は膨らんだが終わっ
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ヴィクトリア 暗闇からの脱走/カルガ 積荷の女(2018年製作の映画)

2.9

最後のテロップ
こういうことが今も何処かで起きているって言われても、どうする事もできないし自分が騙されないように注意しようと思っても人身売買の手口なんていくらでもあるだろうし、国際的にどうにか解決して
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この世界に残されて(2019年製作の映画)

4.0

過去に強烈なトラウマを持ち、更なる不安な時代に生きなけれなならない登場人物の心情がとても繊細に丁寧に描かれていて心を動かされる

直接的な表現はないが、確かに存在する周囲の圧力や一般的な常識から逸脱し
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サイゴン・クチュール(2017年製作の映画)

2.3

キャスト、キャラ、ストーリー、演出どれか一つでも刺さるものがあれば良かったんだけど、どれも垢抜けなさ過ぎてつらい

ただうるさいだけの主人公
でもあの母親の教育でああなるのは致し方ない

女王トミュリス 史上最強の戦士(2019年製作の映画)

4.4

アケメネス朝ペルシャなんて教科書で習ってもよくわからない分野の歴史

半分ファンタジーだとしてもこれだけ壮大に描かれていると何となく当時の社会や民衆の生活が想像できて勉強にもなった

世界の数分の一を
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ザ・ゴールドフィンチ(2019年製作の映画)

2.9

母のお気に入りだった絵画ゴシキヒワを見ていた当時13才の主人公テオドア

全体としては爆発事故以来、テオを取り巻く人達との様々な人間模様が描かれるもどれも淡々としていて特に深く関わることもなく盛り上が
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プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード(2016年製作の映画)

3.2

演奏が上手い人はどんなブ◯◯◯でもモテる、と高嶋ちさ子さんがおっしゃっていた

有名なクラシック作曲家・演奏者はすごかモテたそうでモーツァルトも例外ではなかっただろう

それは現代も変わらないそうだ
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

フランス映画と同性愛
どちらも苦手なのにこれは好き

勝ち気なお顔の画家
少し骨格の太い男性顔のご令嬢

過去に雇われた画家は令嬢の顔さえ見た事がなかったという

そのベールが剥がされた瞬間からとても
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.2

主演の2人も映像も美しいんだけど、気取った(風な)演出があまり好みではなく、スパイモノとしてはもちろん切なさみたいなものはあるけど、ストーリーとしてあまり面白さを感じられなくて残念

レベル16 服従の少女たち(2018年製作の映画)

-

リアリティはないけど映画としては私はそこそこ楽しめたよ

教育を一切施さずあれだけの規律が保てるのかは疑問だけど、外出させない理由が紫外線その他を浴びないことだと知ったときは衝撃だった

約束のネバー
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ゲーテの恋 〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

失恋してセンチメンタルになって書いた小説が売れて結果的にゲーテを世に送り出すことになった


ゲーテでなければストーリー的には面白さは特にない

弁護士を目指すも努力するわけでもないし、父のコネで仕事
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禁じられた歌声(2014年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

マリ共和国のイスラム社会に過激派が忍び寄る様子が描かれている

イスラム教といっても元は他の宗教と同じように人間の幸福を説いた教えのはず

しかしどの宗教も権力と結びつくと民衆に牙を剥く

この舞台で
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ガッジョ・ディーロ(1997年製作の映画)

3.8

亡き父の好きだった音楽家を求めてルーマニアの小さな村を訪れたフランス人青年ステファン

そこは社会から虐げられているロマ族というジプシーが暮らす村で文化や風習・言語の違いすべてが壁がたった


ロマ族
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シークレット ウインドウ(2004年製作の映画)

3.0

結局そういうオチなのね
サイコパスは自分に都合の悪いこと忘れがちだからね

メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.5

内容を全く知らないまま鑑賞したので、正直言うとかなり後半に至るまで退屈だった作品

自称詩人の薄っぺらい言葉の数々
そのまわりに集まるクズ男達
好色男が解釈する自由恋愛の自己中感


だけど最後にこん
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サリュート7(2017年製作の映画)

4.2

もしかしてアメリカのスパイかもしれない
そんな疑惑も絡む人選

まわりの助言を無視して乗組員の命より冷戦に勝つことを優先させた結果帰還できるのは2人のうちの1人だけ
もう1人は宇宙に置き去りにする羽目
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.0

中身は性質も性格も全く異なる人間なのに惹かれてしまうのはなぜなのか

ラブストーリーとしてはゴーストの変化球っぽいファンタジーな気がした

ただ個人的には
父親は美人でスマートで落ち着いた次女を溺愛し
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ANON アノン(2018年製作の映画)

2.7

プラチナデータで上級国民のリストを管理データから外したように、管理者側のモラルが無ければ抜け道はいくらでもあるよね

色んな映画で指摘されているこれらの課題をクリアすることが大前提

現段階では物理的
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1408号室(2007年製作の映画)

3.5

事故物件ならぬホテルの事故部屋⁈を売りにしているビジネスがあって、それをルポして世に出す出版社もあって

作中では、「古本屋のセールコーナーに置かれてある本(ニュアンス)」みたいな表現があったけどまさ
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