久しぶりに見た。病気の話。
生まれてすぐ白血病になった姉。
そのドナーとして誕生したアナ。
家族がずっとずっと白血病に向き合い、お互いに苦しみ、愛し合った素敵な物語。
めっちゃ泣いた。
ケイトが健康だったら私は生まれてた?
という悲しい雰囲気でスタート。
星座は?
獅子座よ。でも癌(キャンサー)。
と笑いながらジョークを言える、明るいケイト。
ジェシー(弟)は失読症。
アン(妹)は姉のために入院頻繁。
しかし両親は、特に母はケイトのことしか頭にない。
それに対し、
私がみんなの関心を奪ってしまった。
ごめんね、ジェシー。
パパからはママを奪った。愛。
ママは全てを犠牲にした。
負け戦なのに。
そして、私の妹、、、アナ。
小さい時から傷つけてしまった。
と思うケイト。
或る日突然、アナが両親を訴訟する。
弁護士を雇い、裁判に。
ずっとドナーとして生きることを強いられてきたことを。
しかし、私は本当は入院じゃなくてビーチとか走ったりしたい。
骨髄移植をしたら、一生無理できない体になる。そんなのいやという主張。
しかしのちに、これはケイトから妹へ指示したことだとわかる。
兄弟3人で考えたことだった。
ケイトはずっと死にたいと思ってた。
ずっと治療をしてきて、病気と闘い続けてきた。
しかしもう無理だと分かってる。
次アンから移植を受けても無駄だと知ってる。
しかし、何百万回母に言おうとしても母は聞こうとしなかった。
受け入れなかった。
しかしケイトは死への覚悟ができている。
母以外は受け入れ始めている。
アンが依頼した弁護士は、てんかんの症状があった。
自分の体を自由にできない。
いろんな思いを持って弁護を引き受けた。
その理由がわかったアン。
ケイトは、もう限界と感じてる。
2つの細胞になっても、母は電気ショックを与え続ける。
もうたくさん。
お別れよ。
あなたに一つ頼みがあるの、アン。
私を自由にして。
それが上の願い。
ケイトを死なせるために、骨髄移植を拒否する。
アンにとってすごく大切なケイト。
私を置いて別の世界に行ってしまうのなら待っていて。
人間を超えた力が存在する。
病気の私を見守ってる天使。
印象的なスクラップブック。
ここで待ってるわ。モンタナ。
パパ、いつも私のパパでいて。
いい人生だったわ。最高よ。悲しまないで。
と言って、母と添い寝したまま亡くなった。
前母と出かけた時に母の前に座って振り返って母を見たように、今回もその席に座るわ。
ケイトはその夜死んだ。
奇跡は起こらず、ケイトはただいなくなって青空になった。
私たちを残して。
母は弁護士に復活。
父は早期退職をして、問題を抱えた子供達の指導。
弟はアートの道へ。
ケイトの死後、生き方を変えた。
それぞれの道を歩んでいても、毎年ケイトの誕生日には家族揃って休暇をとり同じ場所を訪れる。
なぜケイトは死に、私たちは残ったのか。
死、は、死である。誰にも理解できないのだ。
重要なのは、私に素晴らしい姉がいたということ。
わたしがいつかケイトのもとに行くまで、心はずっと繋がってる。