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愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像のROYのレビュー・感想・評価

4.3
フランシス・ベイコンの作品のモデルであった愛人のジョージ・ダイアーとの関係(愛の力学)を中心に描かれるベーコンの人生。

アップリンク渋谷でこのDVDが置いてあったので、個人的にデヴィッド・リンチが好きということもありレンタルしてみた。

「逆回しの爆発のように思考やイメージ、思い出の断片が爆弾の破片のごとく頭に飛び込んでくる。過去はパスティシュ(混成画)としてよみがえる」

劇中に漂う坂本龍一作曲のサントラが雰囲気を倍増させる

BBC共同製作

ダニエル・クレイグのちんちん

恐怖と快楽は同じ領域

鏡、影、血、歪み

ブニュエル、『戦艦ポチョムキン』

コロニー・ルーム

「日本の陶器と同じで不完全さが完璧を生む。ルシファーは最も美しい天使だったがそれが欠点だった。神に近づきすぎたんだ」

非日常性、奇妙な美しさ

「すべては朽ちる。太陽も星もいずれは燃え尽きる。唯一確実なことだ。すべては朽ち果て滅びていく」

エンディングに流れるAl Bowllyの「Time On My Hands」が本作のために書き下ろされたのではないかと思うほどマッチしていた。
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