今から40年ほど前の大学時代。儂は小劇場演劇にハマっていた。野田秀樹、鴻上尚史がドンピシャ世代。
つかこうへいはほんの少し上。新感線はまだ大阪にいて、今みたいな大掛かりな芝居を少しづつ始めていた頃。…
たとえばベートーヴェンの『運命』は吃りってのは確か『さかさま世界史英雄伝』の一節であったりとか、パチンコの玉は小さくて男性的でないという何処かに出てきた台詞があったり、「新家族」の話であったり、寺山…
>>続きを読む家族の機能が失われ、書(同志性)によっての結びつきが強くなった戦後の日本で、書も血縁的愛情も失った主人公が新しい居場所を探りに町へ出る。それはきっと西洋のニューファミリーでも、妹を盗んだ男(名前忘れ…
>>続きを読むテーマかコンセプトか分からないけど、ゲリラ撮影とメタ表現で映画と現実の境界を曖昧にしようとしているのかなと感じた
ストーリーも雰囲気自体は好きだけど、(そんな事をしてしまったら全てぶち壊しなのだろ…
寺山修司作品鑑賞2本目
前半はテーマが入り乱れて何を本筋とするのか全く分からず困惑したが、男が貴婦人に書物を読み聞かせている場面でパッと思考が軽くなった気がする。
鑑賞後の満足感は非常に高いが寺山ワ…
最初の下手くそで味のない独白だけ聞いて、あとは早送り。内容的には「最初の独白が全て」だと思った。
男性器のサンドバッグのところ少しみた。「ああ、ゲリラ演劇的なのやってたって前に読んだことあるな」と…
“大体、真昼間の街に!ビルの壁に!映画なんかが映るかよ!”
【感想】
明るく自由な映像と暗い観客席がスクリーンによって隔たれている“映画(=虚構)”そのものの破壊。ゴダールのような実験的態度を備え…