このレビューはネタバレを含みます
スティーブン・スピルバーグが20代半ばに手掛けた初監督作品。
誰でも被害者となり得るトラブルをテーマに選んだのは面白かったし、事実映画として評価はされてはいるものの、本来74分だった作品を「日曜洋画劇場」で掛けられる90分以上に無理やりフィルムを継ぎ足させたせいか、ただでさえ赤のプリムスとトレーラーが走り続ける同じような絵が続く映画だというのに、展開が少なく退屈に感じてしまう事が多かった。
1971年、20代の青年が手掛けた映画だと思えば凄いのかもしれないが、色々な映画を観て目が肥えてしまったせいで、面白い映画だとは思えなかった。
余談だが、この後に撮影された我らが『ジョーズ』のジョーズが死ぬシーンと、本作のトレーラーが崖から落下するシーンとでは、効果音として同じ恐竜の鳴き声が使用されているらしい。