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彼奴(きやつ)は顔役だ!のaminのレビュー・感想・評価

彼奴(きやつ)は顔役だ!(1939年製作の映画)
4.1
以下、あらすじ含んで書く。

ジェームス・キャグニー演じる、バートレットの鈍臭い感じ。戦争から戻っても仕事に就けない。惚れた歌手のためにあれこれ頑張るけど、その女は戦友で若い弁護士と相思相愛になってしまう。殴りかかる拳をぶつけられない哀しみ。可愛がってた後輩に好きな女取られるなんて、最悪だよなぁ。一緒にのし上がって来たハンフリー・ボガートの殺しが原因で追い詰められて、しかも世界恐慌では逃げ切られて、キャグニーは真っ逆様に一気に転落。落ちぶれて、飲めない酒飲んで、ボロボロの汚い男になってさ。不器用にも程があるよ。駄目だよ、もっと我儘に生きれば良いのに。終いには惚れてた女に助けを求められて、恋敵だった男を救う? どうかしてるよ。絶対殺される流れだよ。もうやめろよ、何のための人生なんだよ。二人の可愛い子供まで見せつけられてさ。運もなくて、損してばかりでさ。。

アンタ、カッコ良過ぎだよ。込み上げてきて、涙出たよ。またのし上がるって、いやいや、ずっと一番の顔役だよ!
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