アカネライミ

ナイル殺人事件のアカネライミのレビュー・感想・評価

ナイル殺人事件(1978年製作の映画)
4.5
「女の大いなる野望とは 愛を吹き込むことだ」
優雅なナイル川クルーズに忍び寄る魔の手、乗客全員が第1容疑者であり、それぞれの過去には切っても切り離せない嫉妬・憎悪の糸が絡んでいた。丁寧に仕事を畳む名探偵ポアロの手腕に身を任せ、観客も壮大なエジプト観光を楽しむなんとも上品な作品。
しかし、度重なるハプニング、謎のメッセージ、意味深な言動の紐が解かれる時、その愛の執着から生まれたボタンの掛け違いに驚愕する。「何たる悲劇だ」と、

K・ブラナー版の予習鑑賞。文句を挙げると序盤の急展開や演技すぎる演出が気になったので、現代でも違和感のないようブラッシュアップして欲しい所...。頼むから[レベッカ]の二の舞いだけは避けてくれ。
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真珠の首飾り,ピラミッド,マニキュア,時々 これをあの女の頭に突きつけてやりたくなる そしてゆっくりと引き金を引く.
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