エアール

ダイヤルMを廻せ!のエアールのレビュー・感想・評価

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)
3.7
ヒッチコック作品であります。

妻の不倫を知った旦那が企てるた妻の殺害計画
ーーそれは完璧な計画のはずであった…

完全犯罪など、現実そんな上手くいくわけがない
ーー想定外の出来事を受けて
うまく機転を利かせて対応したつもりでも
綻びはあるものです。

話は変わりますが後にリメイク版として
(脚色されてるけど…)
マイケル・ダグラス×グウィネス・パルトロー共演で作られましたね
いうてもやはりオリジナル!!


妻の不倫
ーー不倫の相手は推理小説家、
手紙のやり取りをしていたようでその内の1通を盗むことに成功し事を知る旦那、
芽生える殺意、
加えて、妻は金持ち
ーーもし妻が死ねばその遺産を我が物にすることができる。
企てる殺害計画、
大学時代の先輩
ーー悪い噂が絶えない
を金で抱き込み実行犯へ、
殺害の当日、自分のアリバイを作るために妻の不倫相手とパーティーへ出席する旦那
ーー自宅にて独りで過ごす妻、
自宅へ侵入する実行犯…

簡単な仕事のはずだった…
背後から妻を襲い妻の首を圧迫するも
気を失いかける寸前に
手近にあったハサミの柄を握る妻
ーーそして実行犯の背中へ勢いよく突き立てて刺し殺してしまう

状況を知った旦那は
想定外の事態に焦りを隠せない。
計画を急遽変更、
死体が着ているジャケットの内ポケットへ盗んだ手紙をそっと忍ばせる。

筋書きとしては
妻と推理小説家との不倫を知った犯人は
それをネタに妻を脅す
ーーそして妻は意図的に犯人を殺した、
と…なるほどの。


ポイントとなるのは“家の鍵“
夫と妻とで1本ずつ持っている鍵
ーー警察の調べでは犯人の所持品に鍵はなかったとのこと
ーーあるはずのない3本目の鍵
ーー3本の内2本は確かに“家の鍵“
では残りの1本は…?

謎解きをどうぞお楽しみください
エアール

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