昔ウィリアム・ハートとリーアム・ニーソンの見分けがつかなかったのは内緒。
若い頃はSFかアクションかホラーにしか興味が無かったのに、何でこれを観ようと思ったのかは今となっては分かりませんが、とりあえず劇場で観ました。
患者の事を全く考えてない医師の話し。
ドクター・ストレンジもそうだけど、何故名医ってこんなに偉そうで自己中なんでしょうね。
ドクター・ストレンジは運転中にスマホ操作してて事故してスーパーヒーローになるけど、今作の主人公は妻とデートの時ものべつまくなしで自動車電話で喋ってました。
いくら名医でも人間的には全く尊敬出来ないのも同じ。
医師としての腕は一流だが患者の事を物扱いするようなDr.マッキーは、喉に違和感を覚えていた。
自身が務める病院で診察を受けると喉頭癌が発見されて…、って話し。
何時もは内部からしか見てないから、自分たちが仕事しやすいようにしか考えてなかったのに、それが患者にとって如何に不親切かを知る事になる。
数年前に長男がおしっこが出なくなった事があるんです。
ボクが仕事から帰るともう半日以上出てないとの事。
で夜中に公立の救急病院に連れて行ったのに、泌尿器科の先生が朝来るまで待っていろとの事。
それなら家で朝まで待ってても同じ。
待てないくらい辛いから救急で来てるのに、公立病院ですらこんな扱い。
この主人公も自分が癌になって初めて患者の立場になって物事を考えられるようになる。
でもこれは医療ドラマではなく、闘病していく中で思いやりのある人間になっていく成長ドラマ。
闘病してるなかで第四段階の脳腫瘍に冒されている女性と知り合い、やがて惹かれ合い、寄り添って病気と闘おうとしてた矢先、思わぬ出来事が…。
この女性とのエピソードめちゃくちゃ感動的なんですが、どうしても男女の仲だからやらしい目で見てしまう。
主人公の奥さんも裏切られたと思ってたし。
脳腫瘍の女性に起きるある出来後を境に、主人公が急に奥さんを頼りだすのも気になるし。
せっかく感動的なストーリーなのに、実際はエッチな関係ではなくても既婚者の主人公が奥さん以外と支え合うってのは、感心出来ない。
今朝の1曲
DREAM THEATER『Surrounded』
当時勤めていた職場の後輩にこのバンドのファンがいて、勧められて聴いてみたのが彼らの2ndアルバム。
元々クラッシック音楽を大学で専攻していたメンパーの確かな演奏力の凄さ。
プログレに近い複雑な構成なのに聴きやすいポップな楽曲はめちゃくちゃカッコいいです。
中でもこの曲(https://m.youtube.com/watch?v=fULE6VNAxiU)は物凄く印象的でした。
*********鑑賞記録*********
鑑賞日:1992年
鑑賞回:ー
劇場名:ー
座席情報:自由席
上映方式:2D 字幕
レーティング:G
上映時間:123分
備考:過去鑑賞記録
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【ネタバレ備忘録】
ずっと奥さんとの距離を取って生活してきた(奥さんもその方が楽だと思っていた?それとも諦めていた?)のて、喉頭癌に犯され気弱になっても奥さんに甘えられない(接し方が分からない)主人公。
同じ癌患者の女性と仲良くなりいつ死ぬか分からないからこそ、一瞬一瞬を大切に生きようとするのは良いけど、男女だからやっぱり不倫を疑われる。
分かっていても奥さは良い気はしない。
更にその女性が癌で死んでしまうと急に奥さんを頼りだすのも身勝手に感じた。
奥さんを頼れないから治療仲間を頼り、彼女が死んだら奥さんを頼りって、あまりにも短絡的。