Yuri

JSAのYuriのレビュー・感想・評価

JSA(2000年製作の映画)
3.0
パク・ヌチャクがわかりやすいエンタメを作ったよという話だったはずですが、もう冒頭からリタイアしそうなくらい難しくてついていくのに必死でした。ソン・ガンホとイ・ビョンホンがしりとりしたり文通したりする辺りからやっとテイストが落ち着いて感情移入できるようになりました。実在の事件に基づいているのだとしたら、4人ともに純粋な友情があって、すごく悲しいと思いました。誰も望んでいないどころか、さらに死者を出す真相を暴く意義あるのかな?と、スヒョク(イ・ビョンホン)と閉めた傷を無理やりこじ開けただけのように感じました。ギョンピル(ソン・ガンホ)は最後にソフィーに伝えた事実が計算だったのかも知れないと思ってしまう食えないオヤジという印象。ソン・ガンホは年齢を重ねた方が格好良い(個人的に「渇き」がMAX)と思っていたけれど、クライマックスと真相が判明してからの表情がまぁ素晴らしいこと。若くても格好良いじゃん!と惚れ直しました。映像がアットホームで一瞬ヌチャクなことを忘れちゃうけど、ややこしい後のダメージはやっぱりヌンチャクな作品です。
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