このレビューはネタバレを含みます
セックス・ピストルズもシド・ヴィシャスも名前以外知らないので鑑賞。
こういう伝記物って主役のアーティストが魅力的に見えてくるものだけど、これはまったく。
歌の才能も、楽器の才能もこの映画からは感じられず、カリスマ性も感じなかった。
ただのジャンキーカップルがグダグタして堕ちていくだけで、内面も書かれないし、同情もできない。
ゲイリーオールドマンはさすがの演技だったけど、ナンシー役の女優があのメイクがとにかく似合わない。
女子プロレスラーのヒールにしか見えないし、老けて見えるからシドの母親か姉に見えてしまう。あと、大声で間延びした話しかたは、本物のナンシーもそうだったのかな、すごく耳障りだった。