まさなつ

ファニーとアレクサンデルのまさなつのレビュー・感想・評価

ファニーとアレクサンデル(1982年製作の映画)
4.3
ベルイマン生誕100年映画祭

5時間11分、まんまベルイマンの世界にどっぷり浸れる至福の時間。

プロローグに始まり第1部は、20世紀初頭のスウェーデンの裕福な一家のクリスマスパーティーが延々と続いて、ちょっと長く感じましたが、第2部から話が動き出し、その後第5部、エピローグまであっと言う前でした。

ドロドロした人間模様をベースに、家族、親族、演劇、宗教、生と死、オカルト、幻想、喜劇、愛憎、狂気、好色、、ベルイマン的ないろんな要素を取り込んで、小道具一つにまでこだわった美術や衣装で飾り、それを子供の目線で映しとる。決して難解ではないけど、子供から見た大人の世界は、このように不条理で魑魅魍魎な世界に映るんだろうなと思う。

男の子もセーラー服を何種類も着ていて、当時流行っていたんやろか?

それにしても、お母さん若くて美人過ぎ!ひとり飛び抜けておりました。

どうでもいいことですが、この大監督と誕生日が同じ日と知って密かに親近感が増しました^_^
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