いがらっしー

ロビンソンの庭のいがらっしーのレビュー・感想・評価

ロビンソンの庭(1987年製作の映画)
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天空の城ラピュタの様なテーマだと思った。
デジタルリマスター版になり、色彩が蛍光色で緑が特に鮮やか。
自主制作映画にしては、豪華なセットで、フィルム撮影となれば、制作費7500万は当然でしょう。
全てのシーンで構図と映像美に拘っていて、下衆な主人公達なのに、そのギャップに魅了される。
漫画『ひぐらしの森』(内田善美)が出てきた時に、あらゆる方向で拘り捲っている映画の様だけど、こうしたアイデアはどの段階で決めて撮影されたのかとか、山本監督にいっぱいお尋ねしたくなってしまった。
細部にまで拘って制作されたてんこ盛り作品。旧作ゆえに台詞の聞き取り難い部分が若干あるにしてもスクリーンからみなぎる情熱が全く古さを感じさせない。デジタルリマスター化されて本当に良かった。
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