ドルマゲドン

砂の器のドルマゲドンのネタバレレビュー・内容・結末

砂の器(1974年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

なぜ三木巡査を殺さなければならなかったのか。千代吉と会えば良かったんじゃないのか。
今を生きる若造の私にはまだ理解できませんでした。

国策としてらい病患者を隔離した、日本の悪しき過去と向き合わないといけないと感じた映画でした。 

前半は今西や吉村といった警察の動きがメインになります。人づてに、地道に真実に近づいていき、歩いて情報をつかんでいく。インターネットやSNSで、バーチャルの世界に生きる時代の人間には泥臭く、前時代的と感じる方もいると思いますが、この時代の方がよっぽど人間らしい生き方をしていた人が多いのではないかと思いました。

後半40分くらいは涙が止まらず、こんな映画を昔の日本は作っていたのかと感動しました。

森田健作って俳優やったんやなと確認できた映画でした。