老人XY

砂の器の老人XYのレビュー・感想・評価

砂の器(1974年製作の映画)
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邦画の名作として超有名って事だけ知ってて、他にはなんの前情報も入れずに出来るだけフラットな状態で観た。

まったく感動しなかった。
一粒の涙もこぼれなかったことに自分でも驚いた。20代も後半になってかなり涙脆くなったのに。
だけど、これ観て泣けない奴は人間じゃない!なんて言われたら少し安心してしまうかもしれない。なんなら嬉しい

友人に「屍人荘の殺人」って小説を薦められてから媒体問わずミステリーにハマってて、フーダニット(誰がやったのか)とかハウダニット(どうやってやったのか)って言葉を知ったのですが、今のとこ一番楽しめてるのはホワイダニット(なんでやったのか)物ですね。

これも完全にホワイダニット物。
何故やったのか、その理由が超重要で、、、それが理解出来た瞬間、奥歯が割れんばかりに噛み締めるのみでした。被害者はなんで自分が殺されたのか多分わかってないですよね?
「宿命」は名曲だけど、うるせーなと思ってしまった。そして回想なげー。でも、でも、削れないよなぁ

なんか貶してるみたいですが、好きです。

ん、実は第三の男に似てる話かもしれない
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