ロアー

家族の四季 愛すれど遠く離れてのロアーのレビュー・感想・評価

4.8
ツッコミ所もたくさんあったけど、いい意味で昼ドラっぽい展開が面白し泣けるし、3時間半もあるのにまだまだ足りなくてもっと欲しいくらいの映画でした。

まずもうキャストからして最高!
アミターブ・バッチャンにシャールクにリティクって、何これ奇跡過ぎない?キャスト実現のために生贄が捧げられたりしてない???それくらいの対価が当然に思えるくらい素晴らしいキャストだったので、またこのキャストが実現するなら私も髪の毛10㎝くらいは切って捧げます(対価が激安過ぎるし多分そこ全部枝毛)

リティクのマツゲバシバシの美しい瞳のアップから物語が始まるものの、約10分でリティクのシーン終了。その後1時間半ほど出てこず、前半はシャールクのお話がメイン。この辺の展開が財閥ものの昼ドラっぽい。

パパ役のアミターブ・バッチャンは、背が高くてスタイル良くて改めて渋かっこいいなって思いました。妻役のジャヤーさんと本当の夫婦なんだよね?2人の身長差が愛おし過ぎるんですけど。
アミターブさんとシャールクが一緒に踊る大サービスシーンは、好き過ぎて気づいたら3回おかわりしてました。2人に挟まれて踊ってたダンサーさん、役得過ぎるしちょっと孫の代まで自慢した方がいいです。

恋の魔法で開いた異次元空間がピラミッドに繋がる壮大なダンスシーンなどを経て(日本の宣伝でこのシーン売りにしてたけど内容的にもっと売りあったでしょうが)後半から再びリティク。

カリーナ姐さん(今回の役みてたら急に姐さんって呼びたくなった)の前にリティクが噂のイケメン転校生って感じでかっこよく登場するんですが、袖口が脇や背中までめちゃくちゃ開きすぎてる変なノースリーブを着てたので、面白すぎてずっと服がダサい!って叫んで大笑いしながら観てました。子ども時代はGAPの服ばかり着てたのに何故急にセンスが死滅したの?時代のファッションだったんだろうけど、それにしても伝統衣装以外の服装がとんでもなくダサくて、この服はまだマシ。ありえん。ウケるしかない。とファッションチェックが忙しい映画でした。こんなこと言って激しくdisってるようですが、私はくれぐれもリティクの大ファンです。

ふとした瞬間に富豪のお坊ちゃんっぷりが炸裂する甘えたキャラも愛おしかったし、私リティクのばあやになりたいな。推しのばあやになりたい願望産まれちゃった。
泣き虫な設定だしストーリー上泣いちゃうシーンが多いのでこっちまでうるうるしながら観てたけど、服装がダサくてすぐ正気に戻れるのでそう言えばダサい衣装にもメリットはありましたね。
ベンチのシーンはまともな服着てたので感動し過ぎて何回も観てしまって、実質3時間半どころかトータル4時間以上かけて観終わった気がします。
それでもまだむさぼるように観たかったので、とりあえずBDポチっておきました。服装のダサさしか伝わってないと思いますが、何度でも観たくなる名作です。
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