春花とおく

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説の春花とおくのレビュー・感想・評価

4.0
インディージョーンズではある。しかし、どこか前作と違う。違う作品だから当たり前なのだが…前作にあった大人っぽさ、理屈っぽさがやや失われ、代わりに純粋なエンタメ性が増したかのような。それこそ冒頭のダンスシーンに現れるよう。もう少しの説明が欲しい、そんなシーンが多い。また前回の「神秘」はそれ自体が謎で、そこに緊張感、ワクワク感があった。しかし今回のものは力の正体は分からずとも利用法が定まっている、既に利用されていているもので、それを利用することで生じるどんでん返しの可能性があるドキドキ感が失われている気がする。その「神秘」が人智を超えており、人が手を出すべきではないものなのだ、そのような恐ろしさを感じられない。

しかし、見どころは多い。
ジョーンズの真似しようとしたり、細かなワンシーンで可愛らしさをみせるショーティは凄く好きだし、ジョーンズらの「長年の実地研究」が成果を見せていく様は前作の恋愛劇とは違い微笑ましい。ワニさん迫真のデスロールはきっと過去の二つの石のおかげで力が湧いてるからだろう。

これもまた個人によるのだろうけど、かなりグロかったな。。(虫とかゲテモノとか)
春花とおく

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