ダーク魔カスコス

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説のダーク魔カスコスのレビュー・感想・評価

4.2
インディジョーンズ 魔宮の伝説
〜人類よ、これがインドだ〜


ひょんなこと(毒を盛られてマフィアとカーチェイスして飛行機が墜落して崖から落ちる)からインド人版エメット・ブラウンにインフィニティストーンを取り返しておくれと頼まれたジョーンズ博士が、汚いキルア率いる邪教軍団に挑みます。

悪趣味全開のスピルバーグによるあんまりなインド描写にインド人が激怒する!全米が誤解し、全印がキレた、エクストリーム風評被害ムービーの決定版です😉大好き。


🎬手数の多いアクション
同じ時間内なら、ゆっくりでボケの少ない漫才よりも、速くてボケ散らかす漫才の方が面白い。それと同じことがアクションでも言えるわけです。

一つのアクション場面にこれでもかとアイディアをぶち込んで、ありとあらゆる手でこちらを楽しませようとしてきます。これは良いサービス過剰。

ぶっ飛び具合では、核兵器をおもちゃにしたクリスタルスカルに負けますが、手数では負けてない!


🎬面白すぎるキャラクター
まずヒロインのウィリーが最高に笑えます。ゾウに香水かけたり、命懸けの場面なのに爪を気にしたり、これでもかとバカ女を体現しています。こういう映画がブロンド女性への偏見をつくっていったのだ。けしからんもっとやれ。

神龍に「バカ女おくれーっ!」って頼んだら、きっと彼女が空から降ってきます。

相棒の少年ショートラウンドも大好きです。ジョーンズ博士と仲がいいのは見てて微笑ましいし、ちゃんと敬意を表してくれるところも素敵。けっこう口悪いけどな😃

アクションシーンのつなぎであるストーリーを進める場面でも、彼らの掛け合いが楽しく退屈しません。

クリスタルスカルにはそれが無くて、中盤ものすごく退屈するんですよね。運命のダイヤルはヒロインがクソすぎて論外だし、相棒少年枠であるテディはかわいくない上に手癖が悪すぎてジェネリック・ショートラウンドと呼ばれる始末です。


🎬悪趣味全開トラウマ製造機
色んな意味でグロいです。

まず虫がヤバい。時代的にCGじゃなくて本物ですからね。足元を這ってるだけならまだいいですけど、もちろんそんなことない。

さらに、スプラッターではないにせよ、人体の破壊がキツいです。大した描写はしていないのに痛々しい。子供の頃テレビで見て脳裏に焼きつきましたよ。

ただの食べ物すらグロいです。死ぬほど不味そう、ってか100人食ったら1人くらいは死にそう。覚悟せよ。


シリーズの中では飛び抜けて悪趣味な傑作です。インドでは上映禁止らしいですね。スピルバーグさん、他国の文化を冒涜したら下手したら死ぬからほどほどにもっとやれ。


⚠️コメント欄はネタバレです⚠️