美人で優秀な乳母が、実は自分の命を狙っていた、というサスペンス作品。
【概要】
セクハラ容疑で起訴された産婦人科医が自殺。その妻ペイトンはショックで流産し、全てを失う。彼女はセクハラを告発した女性クレア宅に乳母として訪れ、復讐の機会を狙う。
【見どころ】
家族の信頼関係の中に、何か異質なものが介入してくる怖さ。ペイトンは顔も良く頭もキレるため、子供や夫の信頼をあっという間に得ていく。
例えばいじめっ子を子供の前で叱ったり、妻の誕生日パーティーを開こうと言ったり、さらには赤ちゃんの誤飲を防いだフリをしたり。善人であると信じ込ませるテクニックが上手すぎるのだが、全てがクレアを落とし込むことにつながっている。
【雑観】
後半で彼女の真意が明るみになるのだが、バレたタイミングですら平静を装ってて逆に怖い。
それにしてもマーリーンはお手柄だったなぁ…。彼女がいなければクレア一家は完全に終わっていたな。