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ゆりかごを揺らす手のnatsumiのレビュー・感想・評価

ゆりかごを揺らす手(1991年製作の映画)
3.2
面白かったー。医師の夫を性的いたずらで起訴された妻ペイトン。当の夫は自殺し、自分は流産、子宮をも失ってしまったペイトンは、起訴した女性クレアの家へ乳母を装って入り込み、復讐を画策する。

以前『冷たい月』という、永作博美と中森明菜が主演のとっても面白いテレビドラマがあったんだけど、この映画を元にしたんだろなぁ。
何もかも失ったペイトンの心境も分からないでもないが、何せやることがえげつない。クレアの信頼を得ながらさりげなく悪口みたいのを流して友達や夫から孤立させたり、お乳をこっそりクレアの赤ちゃんにあげてるところを庭師に見られると、庭師をうまいこと解雇に追いやったりと、女のいや〜なところを凝縮した所業を連発。
クレアの親友役ジュリアン・ムーアがま〜鋭いところも面白いんだけど、後半は展開が激変。ペイトンの復讐劇が一気にシャイニングレベルにスリラー度を増して凄いことに。

監督は女性の怖いとこよく分かってんなぁ〜って感心してしまいました。とてもよく練られててうまい、怖がらせ方が絶妙。良作サスペンスでした。
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