Melko

スペースボールのMelkoのレビュー・感想・評価

スペースボール(1987年製作の映画)
3.6
「油断も隙もありゃしない!どこまで行きました?!AですかBですか?!」

「悪が常に勝利を収めるのは、善人がマヌケだからだ」

シュバルツのご加護がありますように…!

疲れた金曜、頭使わずに見れるコメディ&尺は短めで…チョイス
あらすじ通りの展開に結末、バッチバチにスターウォーズなぞりまくってた笑
味のある日本語吹き替えで鑑賞

冒頭、宇宙空間を飛んでくナレーション字幕からモロにスターウォーズ。
なんだけど、そのナレーションがオネエ口調だったり、言い回しがコッテコテのコメディ
てか後ろで鳴ってるピョーン!ピョーン!がうるせえ笑 ナレーションが聞こえへんがな笑

C3PO立ち位置のキンキラのおばさん
敵の船の乗組員がトンチキばかり
レーダーの撹乱がジャム
パタパタ音するなと思ったら、ワープ装置が苦手だからって広い船内を爆走してきた大統領

グフって笑えるところが星の数ほどありつつも、
ピザザハットのデロデロの見た目が笑えないぐらいものすごくキモくて不快なのとか
ベスパ姫が絶妙に微妙なルックスしてるのとか(でもこれは本家のレイア姫もそうか…?)
セリフの言い回しが昭和くさい(これは仕方ない)
とか気になるところも多々あり、のめり込んでみるというよりかはホントに気を抜いて見た。

その代わり、誰が見てもしっかり本家をなぞってるとわかるような分かりやすいセットに気合の入った宇宙の描写に手の込んだ宇宙船
おまけにフォース…じゃなかったシュワルツのぶつかるバトルシーンや宇宙船内でのすったもんだもちゃんと作られてて分かりやすい。
真面目にふざけるのって大変だし、センス問われるよね。

スターウォーズだけじゃない色んなSF作品のオマージュも沢山あり。そしてそのどれもが分かりやすいし印象的な「ココ!」ってシーンを引用してる。
作りやセリフは今見たらダサいけど、作り方として、作り手の独りよがりにならず、見てる人に分かりやすく作られた点は評価したい。

エンディングテーマ曲がディズニーランドのスペースマウンテンな曲調なのにしっかり80年代風味で、面白かった。

ジョン・キャンディの役はズルいしやっぱり何をやってもサマになるのは彼ならでは。

ずーっとドリフのコッテコテコントを見てる感覚。私はあの分かりやすくてシンプル、そして身体を張った大げさな笑いが大好きなので、楽しめました。
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