ジョウカダイゴ

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのジョウカダイゴのレビュー・感想・評価

4.2
2023年2本目。

<感想>
NYに行ったことがある、2001年当時の年齢、土地土地の象徴的な建物近辺の暮らし、
発達障害、叫びたくなる衝動、トムハンクス似の父親、家族からの愛、臆病さと大胆さ。。。

見終わってみるとあまりにも個人的なシンパシーがこの映画にはあった。

感情移入し過ぎたかな。笑

主人公は正直なだけで、
何も悪くない。
何も悪くないけど、
ただ、正直な分、とても生きづらそうだった。

母親に対しては、最終ちゃんとうまく伝えれるのは偉いね。(唐突の親目線。)

内側の世界と外側の世界。
何往復もして鍵穴を探す。
その作業は自分の人生そのものに思えた。

ラストシーン迄の展開が少し地味にも感じたけど、変に盛り上げられるよりこれはこれで良かったんだろうな。

太陽が爆発して地球に伝わる8秒間も
嘘の数を数えるのも
タンバリンを持ち歩くのも
両手に書いたYES、NOも
矛盾した言葉を言い合うのも(矛盾語法)
一癖、二癖が、愛しく感じられた。

他にも取りこぼした好きが沢山詰まっていそうなのでまた見直したい。
原作も読みたい。

役者全員良かったけど、
その中でもジィちゃん役がとても良かった。

人間だけが感情的に涙を流すらしいので、
人間だけの特権をとても堪能させてくれた作品だった。

家族に勧めたらどんな感想を抱くだろうか。

#911
#発達障害
#父の日 にいいかも