リコッタ

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのリコッタのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

主人公めっちゃ生意気な子だなって途中まで思ってたけど、アスペルガーっぽいし、可哀想過ぎて見てて辛かった。
電話に出れなかったところも、留守番が来てたことを母親に黙ってたことも、凄い気持ちわかる。この子にとったら到底分かりようのない苦痛だろうけど。

多分第6区は冒頭の地下100階建の死者を埋めるビルのことかな??
探すという行動自体に対する比喩なのかな??
最初のオスカー君の語りがこの物語の本質な気がしたから集中して聞いてたけど、取り逃してる伏線がありそうだからいつかもう1回見たいかも。

太陽が爆発しても――
僕らは8分間何も知らない
それは光が地球に届くまでの時間
8分間世界は変わらずに明るく――
太陽の熱を感じる

パパが死んで1年
僕はパパとの8分間が消えていく気がした

ここの表現洒落てて凄い好き。
そして、第6回調査探検「ものすごく近くて、ありえないほど近い」
の探検もってその8分を永遠のものにする流れが良すぎる。

僕が小学生くらいの時テレビで特集しててずっと見たかった作品。
この歳になってから見れて良かった。
リコッタ

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