○感想
父親が随分前にダビングしてたやつを観た。アナログ放送のものだった(笑)
ロバート・レッドフォードが好きだからダビングしてたんだなぁ〜。
いつか観ようと思ってた作品。
冒頭、ロバート・レッドフォード若!って思った。
ビックリした。
え、何年に制作された作品?って調べ直したわ。
1992年。当時、ロバート・レッドフォードは56歳、大学生の頃のマーティン・ビショップ役はさすがに別の人かな。いやー、口髭の感じとか、『明日に向って撃て!』のロバート・レッドフォードに似てたなぁ。
なんか、『Ocean's 11』みたいな感じの作品で、しかも冒頭に007って言葉が出てくる。それだけで親近感が湧いた。
クスッと笑えるところもある。
ただ、細かいところでいくつか疑問もあった。
以下、ネタバレあり
リズが出てきたところで『Ocean's 11』と『Ocean's 12』かよ!最高って思った。
○疑問点(ま、楽しい映画だから笑。疑問に思うのもどうかしてるけど)
潜入する建物の中に入る前から狙いの物がどこにあってその部屋にはどんなセンサーがあるのかをなぜ知ることができたのか。
→高性能マイクと、目が見えないけど音で空間を把握することができるホイッスラーの能力が大体解決してた。
では、空間を把握できるのに車の運転はできない???
→空間を把握するのに時間がかかるということか。
日常生活でも手探りだったし。
そう言えば、舌打ちによるクリック音は使ってなかった。
○印象的なセリフ
コズモ「ピザを頼む。"シェイクして"」
マーティン・ビショップ「007か」
コズモ「世直しボンドさ」
国家安全保障局の二人組の若い方「君の部下はみんなすねに傷を持った連中だな」
○あらすじ
1969年12月。
大学生のちょび髭マーティンとコズモ。政府機関や大統領の銀行口座に侵入。寄付と称して大金を動かす。大学のパソコンで。
企業や組織、ニクソン大統領の個人口座とかハッキング。
空腹。どちらが買出しに行くか。コインで決める。コズモがこっそりイカサマ。両手ともコインは入ってない。007の話。
コズモの独り言「人を信用しちゃダメだぞ」
マーティンが買出しに行く。マーティンが車に乗ったタイミングで警察が大学に。マーティンは外から声をかけるも時すでに遅し。コズモだけ逮捕される。マーティンは逃走。
現代。
マーティンの仲間(スニーカーズ)はクリース、マザー、カール、ホイッスラー。
銀行に忍び込む。貸金庫で火災報知器のベルが鳴る。当直の警備員の注意をそらしている間にハッキング。自分たちの口座に大金を入金。
翌日。マーティンが窓口で全額を引き出しす。そのまま2Fに上がる。警備の状態を報告。つまり、侵入調査によるセキュリティチェックの仕事。
アジト。
依頼人。
カール「お客だよ」
マーティン「靴は?」
カール「高級品」
マーティン「忙しそうに」
マーティンは二人組の依頼人と話をする。
マーティンたちの素性を知っている。
ダリル・ロスコー。通称マザー…不法で服役経験あり。ハメられたらしい。
カール・アボガスト…19歳。高校の成績をハッキングで改ざん。マーティンが捕まえた。
アーウィン。通称ウィスラー…電話会社と62件もトラブル。
クリース…22年勤めたCIAを懲戒解雇。
国家安全保障局の二人組の若い方「君の部下はみんなすねに傷を持った連中だな」
マーティン・ビショップの記録は無いと言う。
マーティンは政府の仕事はしないと断る。
二人は「国家安全保障局(NSA)」の人間。敵の暗号解読を専門にしている集団。
若い方は一枚の指名手配書をマーティンに渡し、ブライスの名を口にし、立ち去る。手配書には「マーティン・ブライス」という名とマーティンの昔の顔写真。
マーティンは国家安全保障局の事務所を訪ねる。
依頼内容。
ジャネックという数学の専門家に38万ドルの寄付がされた。寄付したのはロシア。国家安全保障局はロシアとジャネックのFAXをマーティンに見せる。それで"箱"を作ったらしい。プロジェクト名は"シーテック天文学"
マーティンは"箱"を盗み出すよう依頼される。"箱"を盗み出すことは犯罪。FBIは議会の承認が必要だから無理。
交換条件として提示されたのは17万5000ドルの報酬と、マーティンの逮捕状を取り消すこと。コズモは12年くらった。
マーティンは仲間たちに過去のことを話す。
依頼については、本番であって、いつものテストではないから、仕事を受けるかどうかは各自で判断するようマーティンは言う。
みんな受ける。
まずは偵察。
ジャネックの講演に行く。
「同行するか?」と聞かれ、マーティンは「リズに来てもらう」と言う。
みんな一斉に振りかえる。
リズはマーティンの元恋人。
リズは同行を断る。マーティンはひかない。
「よりは戻さない」ことを条件にリズは引き受ける。
ジャネックの講演。
リズの解説。解読不能の暗号を解く方法を発見したという話。
講義後のパーティ。マーティンは昔の知人でロシア人のグレッグと会う。リズもグレッグのことを知っている。
木曜に領事館で演奏会があるからと招待される。
グレッグは文化交流官。元情報員。
リズはグレッグのことを信用できないと言う。
スニーカーズはジャネックの部屋を望遠録画。ジャネックの元に現れた恋人。二人はイチャイチャタイム。スニーカーズは"箱"を探す。
目の見えないホイッスラーが"箱"を見つける。
翌日。
マーティンはジャネックの部屋に侵入。
カールが宅配業者の振りをして受付の注意を引く。
ジャネックの恋人が現れる。マーティンは通信しているスニーカーズの助けも借りながら、嘘をついてなんとかし、"箱"を盗む。ジャネック夫人に雇われた探偵のふりをする。恋人は夫人はいないと言われる。
夫人は離婚の口実を探してる。愛してるなら愛し続けないと。孤独な彼を救う一筋の光明になるんだ。
パーティ。
「コズモはマーティンを許したか?」
コズモは獄死していた。
稼ぎを何に使うか。
クリース…家内とヨーロッパ旅行。
マザー…自分がゆったり乗れるキャンピングカー。
カール…自分に一目ぼれしてくれる美人の彼女。リズみたいな。(マーティンは「金が足りない」と言う。)
ウィスラー…「世界に平和と人類に愛。女性万歳」
マーティンはリズとクリースと「スクラブル」という言葉遊びボードゲーム。
ウィスラーは"箱"を開けて中の文字をカールに読んでもらう。クリースは止める。
「SETEC」
その言葉を聞いていたマーティンは、依頼人の国家安全保障局が言っていた「シーテック天文台」を思い出す。
アルファベットの駒を「SETEC ASTRONOMY」と並べる。それを並べ替える。アナグラム。
ウィスラーは"箱"をパソコンに繋ぐ。分析。
マーティンはいくつか単語を出したあと、最終的に「TOO MANY SECRETS」という答えにたどり着く。
ウィスラーは侵入不能の国家プログラムにアクセスする。"箱"を使えば「電力供給プログラム」など、どんな暗号でも解くことができる。
ヤバさに気づく。
帰ろうとするリズ。
クリースはリズと引き留める。翌朝、マーティンが国家安全保障局に引き渡すまで。
翌朝。
マーティンとクリースは引き渡し場所に車で向かう。
車で待つクリース。
マーティンはカフェで国家安全保障局の二人に"箱"を渡す。
クリースは車の中の新聞記事に気づく。ジャネック死亡の記事。
クリースは大きな声でマーティンに声をかける。君のママから電話が入ったから、すぐに来い。
報酬を受け取ろうとしていたマーティン。クリースの異変を察し、ママは大変な状況だと説明し、車に戻る。
クリースとマーティンは車で逃げる。
マーティンは確認のために国家安全保障局の事務所に向かう。ビルは取り壊されていた。
あのビルは老朽化で取り壊しが決まっていた。
国家安全保障局の支部はサンフランシスコには無い。
騙された。
ウィスラーは他の国の本物の役人の可能性を指摘する。
マーティンは元ロシア情報員のグレッグに会いに行く。銃を突きつけ、外に連れ出す。
グレッグは車の中で話そうと提案。
グレッグの資料を見る。国家安全保障局と名乗った男の顔を見つける。
その男は誰に雇われているのか。
FBIの車がやってくる。マーティンに車から降りるように言う。
グレッグは降りないほうが良いと言う。
マーティンは車から降りる。
FBIはマーティンが所持していた銃を取り上げる。その銃でグレッグと運転手を殺す。
銃を道路に置く。マーティンを気絶させる。マーティンを拉致。
もう一度気絶させられる。
コズモが生きていた。
コズモは世界を変えたい。
"箱"を使えば世界を思いのままにできる。
コズモは自分に同意してくれないマーティンを脅す。所在不明とされている「マーティン・ブライス」のデータを「マーティン・ビショップ」に書き換える。
マーティンは解放される。
マーティンはリズのもとへ。仲間を招集。リズの部屋はスニーカーズの本拠地に。
マーティンは本物の国家安全保障局と連絡を試みる。逆探知されないよう世界中を中継。更に即席の嘘発見器で相手の反応を確認する。
電話。繋いでくれない。マーティンは「シーテック天文」の言葉を言うと繋がる。
逆探知されるまでの時間は短い。
電話に出たのはアボットという男。
"箱"と引き換えに安全の保障を求める。しかし、アボットが「保障する」と言うと、嘘発見器が反応した。
時間切れ。電話を切る。
"箱"を取り返そうと考えるが、マーティンは車のトランクに入れられていたから、コズモたちの居場所がわからない。
そこで、音を思い出す。ウィスラーが推理する。
橋やトンネルなど。
明らかになったところまで向かい始める。
マーティン「カクテルパーティの中を抜けた」。
それはアヒルの群れ。
私有地のおもちゃ工場。おもちゃ工場にしては厳重な警備。
高圧電線。
ここ、おもちゃ工場なわけないやん。
高性能マイクとカメラで、ウィスラーが分析。強力なセンサー音。そこがコズモと会った部屋だと分析。
カールも登記所で50ドルでおもちゃ会社の図面を入手。マザーの金で。
部屋に入るにはカードチェックと声紋認証が必要だと判明。
社員を調べる。ウェルナー・ブランデス。恋人募集中。
良さそうな候補は、、、
リズ。
リズはウェルナーとデート。
小型の録音機を持ち、必要な言葉をウェルナーに喋らせる。
名前の正確な発音を聞くけど、口の中に点心が入ってるせいで上手く聞き取れない。もう一度。
マーティンたちはコズモの部屋の探知センサーの対策。声紋チェックとモーション・センサー。
リズ、「パスポート」と言う言葉に弱いの。
センサー対策。温度変化も感知。→室温を37度に上げる。動きは秒速5センチ。
カールは庭師に変装して、コズモのアジト(おもちゃ工場)に。トイレ借りると警備の人に断り、トイレのダクトから潜入。ボイラー室へ。コズモの部屋の室温を上げる。
庭師がトイレから出てこないから警備は不審に思う。外を見ると、庭師がいる。庭師に変装したのはマザー。
リズはウェルナーの家へ。入館カードを手に入れるため、隙をみて財布を盗み、窓の外に待機するマザー渡す。マザーはカード抜き取り、財布をリズに返す。
マーティンは堂々とコズモのアジトに入る。非常階段の監視カメラに機材を取り付ける。マザーたちは車の中から全ての監視カメラに接続。
マーティンは、ウェルナーの部屋からコズモの部屋へ。
リズは電話をかけるためにウェルナーの寝室へ。リビングに置きっぱなしにしていたリズのカバンがテーブルから落ちる。リズのカバンからウェルナーの財布が飛び出る。
ウェルナーはリズをおもちゃ工場に連れて行く。自分の研究が狙われていると騒ぐ。
みんなはマーティンに急げというが、秒速5センチだから急げない。
マーティンは"箱"を手に入れる。
コズモはウェルナーとリズを連れてウェルナーの部屋へ。マーティンは直前に部屋から出ることができた。
ウェルナーほ部屋では何も盗られていない。
リズは"相性診断"はこりごりだと言う。
コズモ「"相性診断"であんな男と…不自然だ」
コズモはマーティンの仕業だと気づく。
"箱"が無いことに気づく。
警報。マーティン捜索。
監視カメラのハッキングがバレる。監視カメラを通して逃げ道を教えられなくなる。
コズモが館内放送。人質となったリズ。
コズモはマーティンのことを殺せないと言う。
マーティン降参。
コズモ「僕は殺せないから君が殺せ」
「本当に自由にすると思ったのか?」
マーティン「本当に"箱"を渡すと思ったのか?」「今だ」
何も起きない。
「今だ」
天井裏にいたカールが敵の上に落ちる。
武器を奪い、形勢逆転。
マーティンたちは屋上からはしごで降りることを車で待機中のクリースたちに伝える。
マザーとクリースは警備員たちに見つかり車から降ろされる。
車の後ろに隠れているウィスラーに、マーティンは、屋上から指示するから運転するように命令。マーティンは再び屋上へ。
車を発進させる。警備員たちを抑えるクリースたち。
車はマーティンたちのもとへ。
リズとカールの所に車が到着。
下に降りようとしたマーティンの前に、コズモが現れる。銃を向けられる。
マーティンは"箱"をコズモに渡す。
コズモの考え∶世界を動かすのは金でも武器でもなく、電子データ
マーティンの反論。頂点に立っても誰もいない。
折りていくマーティンをコズモは撃てない。
コズモは"箱"のなかを確認。からっぽ。
スニーカーズはアジトに戻る。
アジトには国家安全保障局のアボットと武装した部下たち。
グレッグが言っていたことには、ロシアとアメリカの暗号は体系が違うらしい。だから"箱"を国家安全保障局が望む理由は国内の暗号を見られないようにするため。
アボットはスニーカーズの望みを聞く。
マーティン∶記録の抹消。現れないこと。守らなかったら"箱"のことを新聞に。
マザー∶キャンピングカー
クリース∶ヨーロッパ旅行。
カール∶銃を構えた国家安全保障局の女性が独身かを尋ねる。また、彼女の電話番号を要求。
アボットはそれは許さないと言うが、女性はなんでも望めるのに電話番号を求められ、女性は電話番号を教える。
ウィスラー∶世界に平和、人類に愛を
アボットは呆れ怒るが、マーティンは努力を求める。
リズ∶「私はいいわ」
マーティンは"箱"を渡す。
マーティンはアボットにそれは壊れて役に立たないと言う。
アボットはすべて無かったことにできればいいと言う。
マーティンは、実は"箱"のチップを抜き取っていた。
ニュース映像。共和党の口座から全額が消えた。何者かが黒人団体などに同額の寄付をした。