キャサリン子

冬の小鳥のキャサリン子のレビュー・感想・評価

冬の小鳥(2009年製作の映画)
3.8
父親に置き去りにされた事実を受け入れられない少女の悲しくも切ない失意の日々と、そこからの再生を描いたドラマ。
監督は、自身も養子として韓国から渡仏した経験を持つウニー・ルコント。


孤児院に連れてこられた当初は、「父親が迎えに来る」と信じてやまなかったジニ。
けれど、次第に「自分は父親に捨てられたんだ」という事実を受け容れざるを得なくなっていく。
その過程がとてもつらくて、胸が締め付けられた。
たった9歳の少女に突き付けられた、過酷な現実。


英語のタイトルは、「新たなる生活」。
フランス語だと、「まったく新しい人生」。


彼女は今、幸せだろうか。
キャサリン子

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