子供の表情を捉えるのがうまいカメラマンであり監督さんですね。
日本映画を感じさせる描写がいくつかあり、少女目線で少女の気持ちになって鑑賞していました。
1975年、父と別れ孤児院に預けられた少女…
孤児院に預けられる少女の話。
映画の冒頭、父親の顔が映されない事を不自然に感じていたところ、やっと映った父親がまさかのソル・ギョングでビックリ。
と同時に、この演出の意図を考えると「これが父親を見…
〖人間ドラマ:韓国・フランス合作〗
実際に韓国のカトリック系児童養護施設からフランスの家庭に養女として引き取られた監督自らの体験をベースに、過酷な運命を受入れ悲しみを乗り越えていく一人の少女の心の軌…
国際養子縁組がここでも…アメリカ
「ムシャクシャするなら布団を叩きな」
受け継がれる花札占い…年の数だけシャッフル
切なく、何ともやりきれない作品
でも韓国ではこんなことが多くあったんだろう
…
朝鮮戦争後の韓国タブー史の一端、
「親切なクムジャさん」(2005)でも
描かれていた養子縁組がテーマ
子供の目線で、重厚凝縮された表現
夭折キム・セロンの映画デビュー作!
孤児院到着あたりからグ…
これを観てからずっと、
わたし自身が親に捨てられたか、
わたしが子どもを捨てたか、
その両方か、
のような気持ちで
ずっと生きている
そのくらいに手を離された痛みと喪失の手触りが鮮やかで、
でも…
監督の実体験をもとに作られ、その事を映画にするというのはどれほどの想いの強さかが読み取れます。
施設に入った時から別の人生を歩く事を余儀なくされ、その辛さ、段々と諦めから前向きになろうとする心の動き…