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エミリー・ローズのodyssのレビュー・感想・評価

エミリー・ローズ(2005年製作の映画)
3.0
【法廷劇にすべきではなかった】

アメリカ映画。スコット・デリクソン監督作品。 

奇怪な病にとりつかれた少女がやがて神父の手に委ねられ、悪魔祓いを行うが、効果なく少女は死ぬ。神父の行為は違法かどうか、裁判で争われることになり・・・という、法廷映画である。 

退屈はしないが、満足感はあまり高くない。 
少女の病が医療で治せるものだったのか、本当に悪魔がとりついたのか――これは法廷で争って真実が分かるものだろうか。 

実話に基づいているらしいけれど、現代医療の限界と神秘主義との相克みたいなものを浮かび上がらせるには、法廷劇にしないほうが良かったのではないだろうか。
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