歩く肉

無能の人の歩く肉のレビュー・感想・評価

無能の人(1991年製作の映画)
4.7
個人的には原作より好き。つげ義春の寂寞として場末感漂う奇妙な世界観を壊さず、それに加えて原作よりも優しさとぬくもりをちゃんと感じることができた。

世間にうまく歩み寄れず、自分のゲージツやらこだわりやらで自らの首を絞めていく、そんなひとびとに対する作り手の眼差しがやさしい。思い出すと心の中がポッと暖かくなるような映画。
歩く肉

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