『意識で成り立つ仮想空間とデストピア的なリアル』
僅かな暖かさを残すザイオンに生まれ生きる人間と、エネルギーを生み出す為に生かされ仮想空間(サイバー空間)をリアルと信じ、違和感すら感じず当たり前で平凡な日常を送る人間達。
目覚めし者とそれを狩る者。
ある意味メタバースの世界観。
『人間は普通の哺乳類と違いエネルギーを貪り尽くすウイルス。』
確かに他の哺乳類は弱肉強食でバランスを保って地球の生物全体の糧になるけど、
人類だけは際限無く種の繁栄だけに飽き足らず宇宙にまで生息域を広げようとしている。
エネルギー問題、この頃から課題視されていたのか〜と再見して新たなる発見🧐
もしも宇宙が、地球が何らかの生き物だったとしたら、人間はウイルスって言う思考は当て嵌まるかも‥。
成る程!納得🤔
恐らくモーフィアスを始めとする目覚めし者はサイバー空間の中ではエラーかウイルス的存在でデータを書き換えし破壊する者かな。
ならば、エージェントはセキュリティと考えるのが妥当。
スプーン曲げの少年の言葉がネオの覚醒に繋がるこの映画の肝。
『スプーンを曲げようとしないで、自分を曲げるんだよ』
作品、伏線の置き方、回収の仕方、広がりと奥行きの深さに魅せられる。
ある意味、近未来に起こり得る最悪のシナリオの1つなのかも知れない。
アクション、シナリオの面白さと裏腹な恐怖を覚えた第1章。
あなたなら赤を選ぶ?青を選ぶ?