ゆみモン

ジャコ萬と鉄のゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

ジャコ萬と鉄(1964年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ニシン漁が盛んだった頃の、漁場の網元と出稼ぎ漁師たちの男の世界。まさに、なかにし礼作詞『石狩挽歌』の世界だ。

丹波哲郎がワイルドでカッコいい。若い高倉健は、珍しく明るく陽気でわりとよく喋る役だ。
二人の男のぶつかり合い・認め合いが見ものだ。

高千穂ひづるが演じる、ジャコ萬を追いかける女も、凄まじい執念の愛が実って良かった。

鉄のほのかな恋が、最後に破れてしまったのは切ない。