石川

隠し砦の三悪人の石川のレビュー・感想・評価

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)
4.0
面白かった。
七人の侍よりエンタメしてた気がする。
エンタメと言っても色々だが、大平と又七のおどけたやり取りがシリアスになりすぎない清風に感じられ楽しい気分を持続させたと思う。

三船敏郎さんの馬術はすごい。馬に乗りながら両手で武器を振り回したり、駆けながら通り抜けざまに女一人を片手で馬上に乗せたりと迫力満点。
これってスタントマンではなく本人が演じてるのでしょう?すごいなぁ。

兵衛の裏切り御免!いいなぁ。これもそういえばどこかで聞いたことがあるような気がする。印象的。

大平と又七の農民コンビがとても良い。愛すべき馬鹿たちといった感じ。
スピルバーグのR2D2とC3POはこれに影響を受けてるらしい。たしかにスターウォーズとこの作品は似てるところもありますね。










戦国時代。合戦中。変な二人組。捕えられるが逃げる。逃げたはいいが路頭に迷ったから賞金が掛かってるお姫様を探す。釜を沸かしていた薪の中から金を見つける。周りを探すとさらに金が。変な男に付けられる。男を撒いて様子見で一晩過ごしていると男が現れる。一緒に金を持って山越えすることになる。

1.隠し砦に案内される
女を見て追っかける。姫かと疑うが六郎太ははぐらかす。太平と又七は疑うがしかし姫は打ち首になったと聞き六郎太を信じる。実は六郎太は妹の小冬を身代わりにしていた。馬が届く。姫に唖のふりをしてもらう。姫を連れ砦から出て山を越える。

2.敵が多く一度戻ることも考えるが隠し砦が燃やされてしまう(退路なし)
機転を効かせて関所を抜ける。人買いから同郷の百姓の娘を買う。騎馬兵に疑われ応戦する。知り合いの武将と決闘して勝つ。

3.火祭りが始まる
金の入った薪を燃やしてしまう。燃えかすの中から金を拾い逃げる。追い詰められ太平と又七を逃がし残りは捕まる。捕まった六郎太に兵衛が尋ねてくる。姫の啖呵。兵衛の裏切り、裏切り御免!太平と又七の元に金を積んだ馬が来るが兵に捕まる。牢から出されるとそこにいたのは雪姫、六郎太、兵衛だった。褒美に金貨一枚を貰い、二人はそれを譲り合いながら完。
石川

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