ねぎおSTOPWAR

隠し砦の三悪人のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)
4.4
1958年に作ってる、それだけで感動的です。
黒澤明監督作品は、本当に良質なエンタテインメント!自分勝手な理屈が優先する監督も多い中、観衆にわかりやすく楽しめる編集であり構図だと思います。

スターウォーズの元になっている話はさておき、この脚本は本当によく出来ている。そもそも登場人物の設定がメリハリ効いて面白い!
まあいまさら私が言う必要もないか!

冒頭のシーン、カット数の少なさは素晴らしい!最近のテレビ的なパンパン割る人は反省すべきと言うくらい秀逸。カメラ位置を変えるからには全て意味がある。お見事!

三船さんの馬上格闘シーン。
両手で刀を振りかざしているが、これ、馬乗ったことがある人はわかりますよね。とんでもない技術!足だけで馬を御すんですから。
また、当時の重ーいカメラ機材でですよ、あの疾走感を出すことも凄い!コンパクトなカメラがあったり、あるいは合成・CGが使えるわけでもない時代、PANとアップで言わばワイスピの馬版みたいな映像なんですから。